クオリディア考察ブログ

プロジェクト・クオリディアに関してのブログ。聖地巡礼、考察などについて記事をまとめます。考察には執筆者の偏見、間違った解釈、願望・妄想が入っている場合があります。ブログの内容を”外へ持ち出さない”よう、よろしくお願いします。

約束-Promise code-の歌詞を考察(マジで今更感)

本日は題の通り考察回です
前置きは苦手なのでサクサク行きましょう

崩れ落ちていく 瓦礫の下に
忘れ去られた 遠い記憶

ほたる視点からの歌詞ですね
人類の敗北の例えである瓦礫の下、地下に
実際にコールドスリープセンターがあるというのが
視覚的に面白いです

星空写した 水面のように
澄んだ瞳 僕を見つめてた

ここもほたる視点でしょうか
だとするとこの時の水面に写った星空は
舞姫の瞳と同じ色すなわち赤色であったということです
そう考えると水面越しに見るという表現は
コードによる視界の書き換えを表しているようで
面白いですね

「やっと会えたねずっと待っていたよ」
壊れかけてた 時間が今動き出した

言うまでもないことではありますがこれは
姫の懐中時計とほたるとの関係性を掛けた表現ですね
括弧付きで歌詞にセリフが入り
いつせかを想起させる粋さがあります

大切なものは全部全部キミが
愛すること愛されることの喜びも
幼い頃 かわしあった約束が
キミと僕を繋いでる いつでも
1人では届かない世界を見に行こう

愛の喜びを教えられるたほたるが
依藤真里香の愛に繋ぎとめられていたのは
作詞者の意図していない可笑しさがあります
ここで1人では届かないとあるのは
ヒメへと手を伸ばすほたるの夢(夢見の季節)を
意識した歌詞なのでしょうね
「ほたる1人では再会できなかった
ヒメが待っていてくれたから
2人の世界を見れた」というような
いつせかの振り返り的な側面もあると思います

零れ落ちてく 涙の跡も
構わずにただ前を向いて
走り続けた 身体は重く
歪む視界 僕を壊してく

5話「小公女のレガリア」、7話「救済のパラノイア」を想起させます
対比するように視点もヒメからほたるへ移っています
ただこの部分はほたると再会する前のヒメを
指しているようにも見え
解釈に幅がとられています

「それでも一緒に見たい夢があるから」
終わることない時間を今迎えに行く

記憶を取り戻したほたるが窮地のヒメを助けるため
山下公園へ向かう場面と
7話で1人奮闘するヒメを助けるため
東京へ向かう場面を重ね合わせたようです

大切なことは全部全部キミと
失うこと 孤独という痛み悲しみも
苦しいほど切ないのは
優しさの温もりを知っているから 恐れず
独りでは届かない世界を見に行こう

最後の「独りでは」が「1人では」へ変わっているように
孤独からの解放というイメージが浮かびますね
そうなると1番がほたるの視点からやや
ヒメよりの視点になったと考えることも出来ます
「2人ならどんな世界の真実をも乗り越えられる」といったような
強いメッセージ性を感じさせます

巡る季節は止まることなく
世界がどんなにカタチを変えても
絡めた指誓ったキミと 僕との約束
忘れないよ

巡る季節とは夢見の季節のことでしょう
それが止まらないということは文章の構造として
世界がカタチを変えることと並列されているようです
ヒメにとってほたるとの再会前は
目覚めていないようなものであり
ほたるにとっても依藤真里香による洗脳中は
目覚めていないようなものであったのでしょう

大切なものは全部全部キミが
愛すること愛されることの喜びも
幼い頃 かわしあった約束が
キミと僕を繋いでる いつでも
キミと一緒に見たい未来を
1人では届かない世界を見に行こう

1番サビがフレーズを追加しつつ反復され
強調されているようですね
これまでの歌詞が作中の出来事を歌っていたのに対し
ここでは未来の展望が歌われ
ガラリと印象が変わっているのが特徴的です

 本日も最後までご覧いただき有り難うございます
コメント等是非よろしくお願いいたします

 

引用